足関節捻挫

      

右図 筋骨格系のキネシオロジー 原書第2版より引用

先月、左足を捻り受傷された学生の方です。
受傷後1週間程経過しており、その間運動を続け走るとくるぶしの辺りに痛みが生じてくるとの事。
画像ではわかりづらいですが、左右で触診を行うと左の前距腓靭帯の部分に軽度の腫脹を認め、圧痛も多少残存。
捻挫等で靭帯を損傷した場合程度により期間は変化致しますが、おおまかに受傷直後(2~3日)は炎症期、その後2~3週間を回復期、その後を復帰期と段階に分けて施術内容が変化します。
炎症期に無理をしたり、そこまで痛みがないからと動かしてしまったりすると、靭帯の修復が上手くいかず復帰までの期間が長引いたり、その後に痛みが残ってしまう場合もございます。
過去に放置をし足首のゆるさが残り、大人になってスポーツをした場合股関節や膝に痛みが生じるようになったり、変形や腫脹が生じるケースもよくあります。
今回は腫脹も圧痛もその後消失し、痛み違和感なく走る事が出来るようになりましたが、状態によっては長期化することも・・・。
おおまかな説明となっておりますが、軽い捻挫等でも初期の治療は大事になりますので気を付けてくださいね!

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