猫背等の不良姿勢、原因等

猫背等姿勢の悩みで相談される方が多くいらっしゃいますが、姿勢が悪いと身体にどのような影響があるのでしょうか?
相談される方の多くは、首・肩・背中・腰の痛み、頭痛、見た目を気にする方が多くいらっしゃいます。
実際に姿勢が悪いとどのような事が起きるかいくつか挙げてみました。

 

施術前の姿勢写真

猫背の姿勢は背中が丸くなり、頭部が前方へ変位(移動)し、肩は内側に巻くような形になります(巻き肩となり手のひらが内に返すように)
この姿勢でいると
・黄色い線上の 首の前・背部中下部筋肉が弱くなります。
・青い線上の 胸部や鎖骨周囲・首後方・肩上部の筋肉は固くなります。
・肋骨は前傾傾向になり、横隔膜を圧迫し呼吸が浅くなる。
・胸椎(背中部分にあたる背骨)は屈曲(丸くなる)し固まり、背中が起こせなくなる。
背中が丸くなると、腰も丸くなりやすく(骨盤が後傾)膝もO脚傾向になりやすい。
・巻き肩により、肩が挙がりにくく、腱板への負荷も高まる。(腱板損傷になりやすい)
わざと背中を丸めて手を挙げみて下さい、普段より肩が挙がらない事が実感できます。
・頭が前に移動しているため、顎が上がりやすく顎関節に負荷がかかりやすい。
・腹部の筋肉の弱化、内臓の圧迫。

等々・・・・。
色々と問題点がありますね。上記以外にも影響はありますが長くなってしまうので。


問題は姿勢の悪さをそのままにしない事!
ただ常に良い姿勢を取る必要はないと思います。時に身体の力を抜いて背中を丸めたりするのは悪い事ではありません。
同じ姿勢を長時間取ることが身体にとって悪影響を及ぼします。

なのでデスクワークや家事の際等も出来れば合間に身体を少し動かしたりすることが大切です。

当院ではどのような施術をしていくかというと、これは背骨の状態(変形、骨粗鬆症)や年齢等も考慮して行っていきます。
弱化した筋肉(首の前・背部、特に下部)のトレーニングや、胸椎の可動性向上等、お身体に合わせた施術。
普段ご自身で出来るトレーニングやストレッチのご指導などをさせて頂きます。
先程のお写真の施術前後はこのようになりました。

←施術前                →施術後

施術前と施術後では背中が起きており、肩が巻いている状態も少し開き、手のひらが内に返していたのが少し戻っています。
しかし、顎は少し上がり首の後ろの固さ等は残っており、筋力もこれから戻していかないといけません。
一回の施術で変化が出るものもあれば難しい場合もあり、一度変化が出ても戻ってしまう事は多々あります。
猫背になってしまうのは日常で徐々に負荷がかかり変化していったもなので、良い姿勢を作っていきそれを身体に覚えさせていく事が大切です。
それには、ご自身でのトレーニング・ストレッチや姿勢に対する意識も重要になってきます。

ざっくりとなってしまいましたが、姿勢でお困りの際はご相談お待ちしておりますね。

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